刀剣乱舞にハマって切腹した話

以前タイトルを私から聞いた人はなかのひとが誰かお察しでしょうがそっとしておいてください

タイトルはできるだけ多くの人の目に触れてほしい気持ちもあってつけました

ハマってから切腹したのは事実です

 

思い出せる範囲であった事を書いているので色々ハチャメチャですが

早い話が

生理が重くもなく婦人科に今まで一度も世話になったことがない人間が

1kg近い巨大子宮筋腫を手術で取るはめになった話です

お陰様で腹にはへそから真っ直ぐ下にでっかい切腹痕があります

 

以下だらだら経験談が続くので三行でまとめ

 

・生理が重くない、痛みも全然ない人間でもなるときはなる

・これだけでかいと傷の大きさも洒落にならないのでこんな事になる前に異常を感じたら恥ずかしがらないで検診は受けたほうがいい

・重くない人間でこうなるのだから生理が重い自虐風自慢してる人はどうであれマジで早く医者に行ってほしい

 

 

■はじまり

どんなにダイエットしても何故かへそから下が全くへこまずおかしいとは思っていた

ふと下腹に何か詰まっているような違和感があり酷い便秘かと思い消化器科にかかるも腸じゃないと言われる

触診すると何かお腹の中にでっかい硬いのありますよ、からのCTスキャンで子宮の上にでっかい影、これは消化器科じゃなく婦人科案件です、で婦人科に回される

婦人科で検査(触診内診エコーレントゲン再びCTから腫瘍マーカー血液検査のフルコース)の結果、子宮の上に二つの大きな子宮筋腫が合体して20cmくらいの巨大子宮筋腫ができている、との診断

幸いにして腫瘍マーカーではひっかからず悪性ではありませんでした

ダメ元で、これ切らないと駄目ですかね…と聞けば、切らないともっと大きくなりますよ、でしょうがなく切腹を決意

 

■入院するお

決心が鈍らないうちにさっさと切って楽になりたかったので直近の手術日で決定し、とりあえず入院のしおりのようなものをもらい準備

大体10日くらいの入院で済むが一か月は仕事はしない方が良いとのことで

全部会社に説明して有休を使って調整(4月まるまる休んだのは正直スマンカッタけど忙しい時期に疑似ニート楽し、スマンやで!!)

尚私は他人がいると落ち着かないので入院が長引けば大部屋に行くと言う条件で10日だけ個室を取ってもらいました(これがあとで地味に会計に響くのであった)

いざ入院の日に手続きを、と、手続き担当のひとから高額医療費の手続きされてますか?と聞かれて、はい???となる(実はしおりもらった日に本来説明してもらうはずがされてなかった模様)

退院までに証明があればいい、との事だったので一応入院手続きを終えて病室に行ってから会社の労務担当に電話して手続きしてもらいました(これがないと会計で目玉飛び出るのと日本の保険制度すげえな、と思うことに)

緊張しいでロクに眠れないまま手術当日、下剤やら浣腸やらを使いお腹をスッカラカンにしてから手術着に着替えて手術室へ

勿論親も呼ばれて色々な書類にサインしてもらい、自分は手術台へライドオン

まず背中に麻酔をされてから、全身麻酔をされたのですがこれどこまで意識あるんだ?と思いながら酸素マスクみたいなものをされて深呼吸してください、と言われて甘い匂いのするガスを三呼吸くらいした所でブラックアウト

気が付けば一時間半の手術を終えて病室に戻ってました

ついでに手術前に親に、摘出した筋腫をOKもらえたなら写メ撮ってくれとお願いしておいたらOKもらえたので私の写メにはでっかい筋腫写真が記念に残ってるしお医者さんにはそんな事頼む人あんまりいないと爆笑された

いいじゃない…ていうかあんなもんが腹に入ってた挙句血管とかまで這っててすげえななんだこれ感あふれるブツでした

しかし死ぬような手術じゃないけどやっぱりあの強制的に落とされる感覚は怖かった

下腹部は麻酔が効いているので痛くはないですが、三日くらいはベッドで寝たきりになるので例のカテーテルがぶっ刺さっていたのが衝撃的でした

 

■入院生活

まず二日は完全に寝たきりでした

腰の麻酔はセルフサービスになっていた(痛くなったら自分で注入してねだった)

それよりなによりお腹よりも点滴が痛すぎて若干キレていた記憶

何だったんだあの痛い点滴

腰の麻酔を使い切ってしまったので定期診察の時に管を抜いてもらい、ロキソニンを処方してもらってしのぎました

 

三日目に試しに立ってみよう、となったのですが私が入院中一番キレた原因の点滴が痛すぎてお腹より点滴が痛くて立てないという事態になって三日目に立つのはやめました

ここから食事が出される事になりましたがうすーーーーーーーーーーーいおもゆでした

 

四日目に宿敵の点滴が抜ける事になりやっとベッドからおっきでカテーテルも終わり

流石に腹筋に力をいれると、オウフ…、となる痛みが走り時速20mくらいでしか動けない、しかしカテーテルがないということは自力でトイレに行かねば人間の尊厳が失われるのでこのあたり必死だった

食事はおかゆに

 

五日目に大分回復し、人間の回復力ってすげえなあ、と実感することに

日に日に動けるようになるし痛みはあるものの時速も早くなる

食事は普通食に

 

ここから最終日までは大して変わらず、寝たり起きたり家族がお見舞いに来たり病院の売店まで毎日通っておやつ買って食べまくったりオタな看護婦さんにサイコパス劇場版を滅茶苦茶プレゼンされて狡噛慎也をヨロシクされたりしながら、最後の検診を受けて退院のはこびとなります

ただ最後の検診で研修医に診察立ち会われたんだけど綾野剛をイケメンにしたようなお兄さんでババアの汚いもの見せてすまんやでという気持ちになった

トラウマになってたらごめんな

 

■退院

このころには会社から高額医療費の手続き終わって証書が届いていたのでそれを利用して会計しましたがなんだかんだで15万くらいかかりました…

保険をつかってこの金額なので実際はどのくらいかというと50万超(手術内容によりますが私はこのくらいだった)

みんな保険はちゃんと入ろうね

あと所得の関係でのちのち15万の費用も個室代意外ほぼ返ってきたので保険大事

個室代は保険適用外なので一泊いくら計算でまるまるとられるので大部屋平気な人は大部屋オススメしておきますね…地味に痛かった…

からの疑似ニート生活を終えて、会社に行っていいかどうかの診断と、摘出した腫瘍が本当に悪性じゃなかったかの結果を受けて晴れて仕事復帰とあいなりました

腫瘍パッカーンして調べるって言ったからその写真も写メらせて下さいって言ったらOKしてくれたのに検診当日お互いすっかり忘れててパッカーン写真とれなかったのが心残り

 

以上で刀剣乱舞にハマって切腹した話終了です